だ円球追い日豪交流 代表選手らラグビー指導

 ラグビーの日本代表対オーストラリア代表のテストマッチ(4日)を控え、両国の子どもたちがラグビーで交流する日豪少年少女ラグビークリニックが3日、横浜市中区の横浜カントリー&アスレチッククラブで開かれた。日本ラグビーフットボール協会などの主催で、カンタス航空などの協賛。県内のラグビースクールに通う小学6年生約220人とオーストラリアの小学校の約10人が、両国の代表、元代表選手らに指導を受けた。

 子どもらは日豪入り交じった複数のチームに分かれ、元日本代表の藤田剛さんや元オーストラリア代表キャプテンのスターリング・モートロックさんらが見守る中、汗を流した。ラグビーボールを使ったポートボールやパスの練習では、声を上げながらボールを追った。モートロックさんが「もっと声を掛け合って」などとアドバイスすると、熱心に聞き入っていた。

 また、東芝ブレイブルーパスの大野均選手を相手にタックルの練習をしたほか、オーストラリア代表4選手がキックのこつなどを説明。子どもらは有名選手の指導に歓声を上げていた。参加した茅ケ崎市の水本昂志(たかし)さん(12)は「オーストラリアの子たちは体力がある。もうちょっと体力をつけようと思った。今日は、一生残る思い出になった」と笑顔を見せていた。

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