大釣りも沈黙もありえる、季節の変わり目。巻きなのか撃ちなのか、ストロングかフィネスか…状況にアジャストするのは難しい。陸っぱりならなおさらだ。そんな迷えるアングラーに、まずは3つのアンサーを! JBトップ50で獅子奮迅の活躍をする一方、ローカルに根ざし、自身も大好きな陸っぱりに精通する関和学さんにルアーセレクトをお願いした!!
関和学が教える、状況変化対応マッディシャローセレクト!
「僕が紹介するのは…」と言うまでもなく、霞ヶ浦の程近くにショップをかまえる関和さんが得意とするのは、日本有数のマッディシャロー水郷エリア。「秋は巻きモノ。プラス、急な冷え込みに対応できるルアーセレクトです」。
Dゾーン1/2オンス(エバーグリーン)
「秋の使用頻度ナンバー1のマストルアーです」
「秋のサーチベイトの代表格がスピナーベイトで、僕が絶対的な信頼をおくのがDゾーン1/2オンスです。ちょっと重めで一定層をトレースしやすく、波動が強めで広範囲に居るバスに気づかせやすい。狙いたいレンジに沈めて巻けば、パイロットルアーとしてバスの居場所やコンディションをサーチできます。僕の中では、秋に使用頻度が一番上がるルアーです」。
パトロールラッシュ(ウォーカーウォーカー)
「強い波動が効かないときに微波動を試します」
「全長4インチの小型スイムベイトですが、巻くとピリピリと微波動を出しながら泳いできます。冷え込みもなく、巻きモノが効きそうなのに強い波動を出すルアーには反応がないというときに使います。具体的に言うとDゾーンやクラッチヒッターを使うシチュエーションで、強波動に反応がないときに、パトロールラッシュの出番です」。
TGブロー3/8オンス+ダブルモーション3.6インチ(ともにエバーグリーン)
「巻きモノを食わなくてもコレは食います」
「巻きモノをひと通り使って反応がないときに投入。ブレイクを斜めに切るようにフルキャストして着底したら、ロッドを立てながらスイミング。引き切ったらロッドを戻しながら糸フケを巻いて再着底…を繰り返します。アタリはフォール直後と着底した瞬間に集中。TGブローは根がかりが少ない。水温低下で巻きモノが効かない状況でも釣れます」。
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達人の岸釣りONEボックス
巻きモノでガンガンくる日もあれば、寒波で釣果が冷え込む日がある晩秋・初冬の岸釣り。コロコロ変わる釣況に達人たちはどう対応しているのか? その答えを1BOXにアソート! 4達人が得意フィールドを想定した厳選ルアーは、アナタの釣果UPのヒントになるはずだ。
どれが、誰のボックスか…分かるよね!? ボックスへギューギューに詰め込んだルアーは、根こそぎ徹底解説!!! 晩秋・初冬の陸っぱりで迷わないルアーセレクト4スタイルです。え!? 4人分揃えて持ち歩くって!!?
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[文/上岡 “カミイ” 庸助|釣りPLUS]