浜辺のコート出現 青葉の日体大キャンパス

 横浜市青葉区の日本体育大健志台キャンパスに、ビーチバレーコートが誕生した。日本ビーチバレーボール連盟によると、大学にコートが設置されるのは全国で4例目。1日に行われた竣工(しゅんこう)式では同大の松浪健四郎理事長があいさつし、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて「名だたる選手を輩出し、国民に勇気を与えていきたい」と期待を寄せた。

 コートは1面で約420平方メートル。横浜市から土地を購入し、約1億3500万円かけてつくられた。貝殻などの不純物が少ない青森県六ケ所村の海岸の砂を使用したという。

 式典ではエキシビションマッチも行われ、同大OBで日本代表としても活躍した同連盟の川合俊一会長が解説。同大大学院2年で国際大会に出場する草野歩選手(32)らが熱戦を繰り広げた。

 現在、同大ビーチバレー部門の部員数は4人。今後は部員数を増やしていく方針という。同部キャプテンを務める同大2年の藪見真歩選手(20)は「コートが完成してうれしい。目標の大学選手権優勝に向けて練習を重ねたい」と意気込みを語った。

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