普段はなかなか“出番”のないサードユニフォーム。それだけに各チームともに趣向を凝らすことも多い。
ここでは、『Squawka』による「今季の欧州における、サードユニフォームBEST5」を見てみる。
ラツィオ
ラツィオの今季の3つのユニフォームはどれも最高だ。もしユニフォーム収集が大好きなら、ラツィオはウィッシュリストの上位にくるべきだろう。
伝統のスカイブルーに白の襟のホームユニは、小奇麗かつシンプルだ。ストライプのアウェイユニは、同じ色使いでスマートな代替案になる。
だが、サードユニはその2つを凌駕しているだろう。絶対的に美しい。上部の人目を引くロイヤルブルーと濃紺の襟はうまく溶け合っており、スポンサーもいい感じ。
バルセロナ
ネイマールのまさかの移籍に、宿敵レアル・マドリーに完敗したスーペル・コパ、さらに公式Twitterアカウントのハック…。
波乱の夏を過ごしたバルセロナだが、最終的には調子を上げてきた。リーガでは首位を快走中だ。
そんな彼らのサードユニフォームは見事。NIKEのデザインでは恒例となっているように、他のクラブと共通した柄(カモフラ)になっている。
そのなかでも、このアントニオ・ガウディからインスパイアされたマルーン色の一着がベストだ。
ユヴェントス
発表当初は絶賛されていたユニフォームの美しさが次第に衰えていくことにウンザリすることもある。
だが、このユーヴェのサードについては、それは起こらなかった。7月に発表された際と同じくらい今でも大好きだ。
adidasのマーケティングチームは、今季のサードユニでサポーターたちにデザインを託すという素晴らしいアイデアを思い付いた。いくつかのミス(マンチェスター・ユナイテッド)もあったが、ユーヴェの一着はエリートだ。
アーミーグリーンを基調とし、黒のトリム、白のブロックは素晴らしく一体になっている。ファンキーな新エンブレムも。
ニューカッスル
サム・スパロの2008年のスマッシュヒットからインスパイアされたであろうニューカッスルのサードは、オールブラックにゴールドという色合い。
洗練されスタイリッシュかつシンプルなオールブラックは、胸にドカンと鎮座するゴールドのスポンサーで強調されている。
スポンサー自体はやや酷いものに当たるが、ゴールドの着色によって出来る限りいいものになっており、黒によく映える。
バイエルン・ミュンヘン
こちらもファンがデザインしたユニフォームで、15歳のキッズが手掛けたものだ。自分たちが15歳の頃にしていたことはもはや覚えていないが、こんな素晴らしいユニフォームを作ってはいなかったことは確かだ。
今季色使いをやり過ぎているサードユニは多いが、バイエルンの一着はセンセーショナルなほどにシンプルだ。
白地に赤のトリム。下にいくほど次第に薄くなるピンストライプはユニークだ。だが、最終的にはクールでクラッシーでオールドスクールな仕上がりとなっており、バイエルンにぴったり。