太陽光発電でイベント 川崎

 ソーラー発電した電力でステージや映画上映会を行う催し「おひさまフェス×星空上映会inかわさき」が4日、川崎市多摩区宿河原の二ケ領せせらぎ館近くの多摩川河川敷で開かれた。再生可能エネルギー普及を目指して市内の市民グループが実行委員会をつくり開催した。

 河川敷の会場には、NPO法人「原発ゼロ市民共同かわさき発電所」が、あらかじめソーラーで充電したハイブリッド車を持ち込み、ステージでの和太鼓やスポーツダンスなどの音楽イベントと、星空上映会の電力をまかなった。

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故からの復興支援、多摩川の魅力再発見などを目的に多様な市民グループが集合。自然エネルギー普及、放射能に不安を持つ福島の子どもたちへの支援、食の安全、子育てなどをテーマに活動する約20団体が、「自然エネルギーを中心に人と地域のつながりをつくろう」と呼び掛けた。実行委の代表(28)は「命や環境にとってどんな未来がいいのか、みんなで考える場にしていきたい」と話していた。

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