30~40代に似合う!失敗しないトレンチコートの選び方

パリジェンヌのようにさらっと羽織るだけでさまになるトレンチコート姿に憧れる方も多いのではないでしょうか。

定番だけど実は難しい!? トレンチコートの選び方

定番トレンチコートは、大人の女性がサラッと羽織るととってもオシャレ! 30代、40代の女性に一番オススメしたいコートです。でも人によって似合うデザインが違うため、選び方が難しいアイテムでもあるんです。

名品と呼ばれるバーバリーのトレンチコートが20~30万円代なのに比べ、今はプチプラでも質の良いトレンチコートが多く出ています。でも物によっては安っぽく、または若作りに見えてしまう危険も……。

ここでは大人の女性に似合うトレンチコートの選び方を7つをご紹介。これさえ押さえておけば絶対失敗しないので、ショッピングの際は、ぜひチェックしながら試着してみて下さいね!

1. 30・40代に似合う丈とシルエットの選び方、避けるべき条件

雰囲気のあるロング丈からカジュアルに使えるショート丈までバリエ豊富

大人の女性が着る場合は、長めの丈の方がシックでこなれた印象になるのでおすすめ。小柄な方なら膝辺り、背の高い方ならそれより長めでもOK。太ももの途中で切れるような短め丈は学生っぽい雰囲気になり、パンツを着た時も脚が分断されて太く見えるので避けて。

シルエットで、これだけは避けてほしいというのはAラインのもの。可愛い系、フェミニン系のブランドから多く出ています。腰にギャザーが入っていたり、ボリュームのある華やかシルエットで可愛いのですが、似合うのは20代まで。大人が着ると腰回りが目立ちアンバランスなので、ストンと落ちるようなベーシックなデザインが一番です。

2. バックル付き? リボン結び? 結び方でも印象が変わるベルト部分

こなれ感ならリボンタイプ、トラッドに着るならベルトタイプ

コートの雰囲気に大きく影響するのがベルト部分。トラッドでかっちりしたコートは太めのベルトタイプでバックル付き、カジュアルに着られるコートは細めのシンプルなベルト、フェミニンなコートはリボンができるように長めのベルトが使われていることが多いです。

トレンチコートはあまり生地や柄で遊べないので、ここにデザイン性を持たせているものも多い印象。着たい雰囲気に合わせて選んで下さい。どんなベルトでも中央を少し外した場所で、ラフに小さく結ぶとこなれ感が出るので、アレンジで変化をつけてカバーできる場合もありますよ。

ただしバックルが付いているデザインの場合、プチプラだと安っぽい……という場合もあるので、ちょっとでもチープな雰囲気を感じたら大人にはNGです。

3. ここが着心地の分かれ目! 肩のフィット感をチェック

肩にフィットしていれば多少重さがあっても気にせず着られます

トレンチコートは長さもあるので、羽織った時に肩周りがフィットしているかどうかは着心地を左右する重要なポイントです。ストレッチが効かないことが多いので、一見ピッタリサイズに見えても、肩回りにゆとりがなく腕が上がらない……という場合も。肩回りを動かしてみてのチェックは必須です。

4. ロールアップできる柔らかさがあると着られる期間が長くなる

ロールアップ出来ると秋初めや春先にも出番が増えてコスパも◎

固め素材で腕が細く作られているデザインは、型崩れしにくく着やせして見えるので、お仕事用と決めて着るにはいいと思います。一方でオンオフにも活用させたい場合はロールアップできるような柔らかめの素材がおすすめ。秋の初めや春先にライトなアウターとして羽織れるので、着られるシーズンが長くなりコスパの面でもお得です。

5. 暖かさを左右するのはライナーの有無

着るシーンに合わせてライナー(裏地)の重要度も異なります

トレンチコートのライナーとは、取り外し可能な裏地のこと。トレンチコート自体にはあまり保温性がないのですが、このライナーを付けることで冬でも暖かく着ることができます。それなりのお値段のトレンチコートはライナー付きが多いですが、1万円以下ではライナーなしの場合も多いので、購入前にしっかり見ておきたいポイントです。

寒くなってもトレンチコートを一枚で着たい、という方はもう少し価格の高いキルティングなどのライナー付きがオススメですが、今は薄手のインナーダウンを活用する人も増えています。インナーダウン自体はプチプラで手に入り、いろんなアウターの下に着られるので、コスパの面ではこの方がお得な場合も。ご自分が着たいシーンに合わせて考えてみて下さいね。

6. ニットを下に着る場合を想定してアームホールをチェック

二の腕にゆとりを持たせてあるものは重ね着もしやすいです

寒くなってくるとニットの出番が増えるので、袖の太さは重要です。特に今はオーバーサイズや、ショート丈で身幅が広めのニットも多く出ているので、二の腕がパツパツだとすぐ着られなくなってしまいます。

とはいえ、腕が太めだとルーズに見えてしまうので、アームホールが太めで手首が締まったデザインがベスト。試着時に薄手のインナーを着ているとつい忘れがちですが、コートによってかなり違うので、必ずチェックしたいポイントです。

7. ハリがあるコットン&ポリエステル混素材が普段使いしやすい

コットンが多めに配合されている生地が普段使いしやすい

一口にコットン素材、といっても、価格次第でグレードがかなり違うので一概には言えませんが、数千円のプチプラ価格でコットン100%のコートはシワになりやすい可能性も……。ポリエステル混のものの方が普段使いには向いています。

トレンチコートはベージュ系が多く、ヒップ周りの座りジワが目立ちやすいので、帰宅後はすぐハンガーにかけ、ある程度形を整えるようにしましょう。簡単なひと手間がプチプラなトレンチコートをより長くキレイに着るコツにもつながりますので、ぜひ試してみて下さいね!

(文:横瀬 真知子)

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