中心市街地を歩行者天国 三浦半島の食材味わう

 中心市街地の一角を歩行者天国にし、三浦半島産の食材を使った名物料理などを楽しむイベント「Yokosuka Sunday Street」(よこすかサンデーストリート)が5日、京急線横須賀中央駅近くで開かれた。秋晴れの下、多くの家族連れらが三浦半島ならではの味に舌鼓を打った。

 「デザインとクリエーティブの力で町の魅力を表現したい」と、三浦半島を中心に活動するデザイナーらで構成する実行委員会が開催した。千日通りの一角にご当地グルメだけでなく、日本酒やコーヒー、古着や古本などを扱う約20のブースが並んだ。

 飲食ブースでは、横須賀産のボラとジャガイモのフライを組み合わせた「地魚のフィッシュアンドチップス」や「和牛スジと地野菜の煮込み」などを提供。三浦半島の4軒の農家が栽培したレモンやネギ、大根やキャベツなどの野菜も販売され、長い列ができた。

 娘2人と訪れた横須賀市の主婦竹尾愛子さん(42)は「三浦半島の味を一度に味わえて楽しかった」と、ビール片手に笑顔で話していた。

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