「口臭」は何故起こる?
近年、スメルハラスメントなどという言葉も聞かれるようになり、口臭や臭いへのエチケットが話題となっています。口臭の主な原因は、舌の汚れや、歯と歯ぐきの間につまったプラークと呼ばれる汚れによるものがほとんどです。
加えて、においのキツいものを食べ過ぎたり、ストレスが溜まったり……と、日頃の生活の中にも口臭を引き起こしてしまう「悪習慣」がひそんでいます。そうした口臭の元をよりため込んでしまうような、何気ない「悪習慣」を男女別にチェックしていきましょう。
まずは男性から!
男性が気にされるにおいのダントツ1位は「加齢臭」ではないでしょうか。
いわゆる年配の男性から発せられるにおいを総称したものですが、最近では20代、30代の若い方にもいわゆる「加齢臭」が現れているようです。加齢臭は、身体全体からにおいを発するものですが、特に口臭は強く感じます。近くで話をしている時など、相手のにおいが気になってしまう方もいるのではないでしょうか。
これらは、年を取って突然においがキツくなる訳ではなく、長年の生活習慣によって引き起こされてしまうものです。特に原因となりがちなものは、
・喫煙
・毎日のコーヒー
・アルコール
・ストレス
・脂を多く含む食事
などが、挙げられます。
例えば接待での脂の多い食事やアルコール、毎晩の飲酒や喫煙は、身体や口から発するにおいをキツくしてしまう原因です。ストレスも過剰にかかると胃酸が大量に分泌され、酸っぱいにおいの口臭になってしまったり、疲労物質が溜まり過ぎることで身体のにおいがキツくなることがあります。
女性ならではのチェックポイント
女性でも喫煙・アルコール・コーヒーなどは控えたいところですが、女性では特に注意したいポイントとして
・ブレスケアなどの食べ過ぎ
・過剰なダイエットや食事抜き
・ストレス
などが、挙げられます。
特にブレスケアなどは口臭などを気にするあまり、強力な効果のあるタイプに頼りがちですが、これらが逆に強い口臭を引き起こしてしまう事もあります。
また過剰なダイエットや食事を抜いたりすると様々な原因でにおいを発してしまいます。
・胃が空っぽになり胃酸が口まで上ってくることによる、酸っぱい口臭
・必要なエネルギーが取れないために、体内でにおいの強い物質が合成されてしまう
・唾液の分泌が減ることで口の中の雑菌が増え、口臭が強くなる
他にも口臭などとは別ですが、香水やフレグランス系の使い過ぎも、かえってにおいを強調してしまうことになります。
正しいケアで、快適な日常を!
現代人に多いストレスや、口臭を予防するためのケアグッズが逆ににおいをキツくしてしまうなど、身近なところに口臭の原因がひそんでいます。口臭のケアは、1回の焼肉や餃子などの食事による直接的な口臭だけでなく、ぜひ日頃の生活をチェックし直してみてくださいね。
また日頃の生活のケアに加え、オーラルケアグッズも正しく使えばきちんと口臭をケアすることが出来ます。ブレスケアなどだけでなく、歯と歯ぐきの間の汚れが溜まりやすい部分をきちんと歯間ブラシやフロスで磨いたり、舌専用のブラシで舌をキレイにしたりと、1日に1回のケアでもぐんと口臭を減らすことが出来ます。
正しい口臭ケアで、自分も他人も、不快な思いをしないように出来たら素敵ですね。