“平日15分でいただきます!”をかなえる晩ごはんレシピ⑧

豚肉とたまねぎのカレー

 平日15分でいただきます”の8回目、木曜日のレシピは、カレー。煮込み料理なのに15分でできるの? と思う人もいるかもしれません。でも、心配ご無用! 今回も、料理研究家の小田真規子先生の“カミワザ”がいっぱいです。(材料:2人分)

≪火の通りにくいじゃがいもを、“カミワザ”であっという間に柔らかく!≫

 今回の“カミワザ”は、電子レンジ加熱の際に、ぬらしたフェルトタイプのクッキングペーパーで包むこと。火の通りにくい根菜などが短時間で柔らかくなるだけでなく、ゆでると流れてしまうビタミンBやCなどの溶出を抑えることできます。

<木曜日のメニュー>

§豚肉とたまねぎのカレー

§レタスの浅漬けサラダ

※このメニューで、1人当たり285gの野菜が摂れます

<豚肉とたまねぎのカレー>

 15分でいただきますの“カミワザ”時短カレー。火が通るのに時間がかかる根菜は、鍋に入れる前に電子レンジへ。フェルトタイプのクッキングペーパーで蒸し温野菜にすれば、短時間でホクホクに仕上がり、超時短でおいしいカレーの完成! さらにクッキングペーパーをおとし蓋として使えば、あく取りも同時にできるので一石二鳥。手間も軽減できます。

(材料)

豚肉とたまねぎの仕込み:全量(冷凍)☆

ブロッコリー:1/3量        ☆

パプリカ:1/4量(1/2個分)(冷凍) ☆    

じゃがいも:1個(150g)

水:3カップ 

カレールー:3~4皿分

ご飯:適宜

☆マークは、週末下ごしらえした食材です。下ごしらえについては、連載の3回目4回目を見てください。

(作り方)

① 鍋に、凍ったまま豚肉とたまねぎを入れ、水を加えて強火にかける。

② じゃがいもは皮つきのまま、2㎝角に切る。

③ 耐熱皿に水でぬらしたフェルトタイプのクッキングペーパーを敷き、じゃがいもを外側にブロッコリーを内側に並べて包み、電子レンジに入れて3~4分(600W)加熱する。

④ 鍋が煮立ったら、あく取りも兼ねてフェルトタイプのクッキングペーパーをかぶせておとし蓋にし、中火で5分煮る。

⑤ 火を止めてクッキングペーパーを除いてルーを溶かし、パプリカとブロッコリーを加えて弱火で5分煮る。

<レタスの浅漬けサラダ>

 ジッパー付き保存バッグで材料をモミ混ぜるから、味が短時間で良く染みます。洗い物いらずなのもうれしいサラダです。

(材料)

レタス:残りの約200g

塩にんじん:1/4(1/2本分)

塩:小さじ1/2

砂糖:小さじ1

レモンの薄切り:1/2個分(50g)

サラダ油:小さじ1

あれば万能ねぎの小口切り:適宜

(作り方)

① レタスは手で根元ごと大きくちぎる。

② ジッパー付き保存バッグに材料をすべて入れて、口を閉じたら軽くモミ混ぜて10分置く。

③ 器に盛り、あれば万能ねぎをちらす。

木曜日の晩ご飯が完成!

 フェルトタイプのクッキングペーパーを使えば、お湯を沸かして茹でる場合と比べて水っぽくなったり、ゆで過ぎて葉物がクタクタになることがありません。①時短で②失敗なく⓷おいしく蒸し野菜ができる“カミワザ”、活用してみてくださいね。

 次回は金曜日の15分レシピ。肉そぼろのリメイク第2弾が登場します。お楽しみに!

小田真規子先生

 料理研究家・栄養士。健康に配慮した、作りやすくておいしい料理に定評がある。料理の基本や、つくりおきおかずのレシピの他、ダイエット中でも食べられる本格的なお菓子の提案も人気。

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