「伝説の大男」練り歩く

 伝説の大男にちなんだ「みそ五郎まつり」(実行委主催、長崎新聞社など後援)が4、5両日、南島原市西有家町の須川商店街一帯であった。5日のフィナーレでは、高さ約4メートルのみそ五郎人形の山車が町内をパレードし、沿道を沸かせた。

 1982年に産業祭りとして始まった秋恒例の催しで、36回目。みそ五郎はみそが好物で、同町の高岩山(881メートル)にすむ力持ちの大男と伝えられている。

 みそ五郎の山車は同商店街をパレード。山車に乗った山口周一副市長らが沿道に餅をまいた。市立西有家中吹奏楽部がにぎやかに演奏し、七福神の仮装行列も登場。山車と共に約700メートルを練り歩いた。

 まつりでは、そうめん創作料理や特産品の販売のほか、餅つき、カラオケ、綱引きの各大会、歌手の鳥羽一郎さんのコンサートなどがあり、にぎわった。

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