今福-調川間の開通祝う

 西九州自動車道の伊万里松浦道路今福インターチェンジ(IC、松浦市今福町)-調川IC(同市調川町)間2・6キロが5日、開通した。調川町には松浦魚市場など水産基地が多く、開通で福岡市などへの輸送時間短縮が期待される。

 西九州道は長崎、福岡、佐賀3県にまたがる高規格幹線道路で、総延長は約150キロ。今福-調川間の供用で全体の約7割の整備が完了。松浦市から福岡市までの所要時間は1時間47分となった。

 伊万里松浦道路は、松浦市と佐賀県伊万里市を結ぶ17・2キロ。すでに供用中の山代久原IC(同市)-今福IC間と合わせ、計8・1キロが供用区間となった。来年度には調川IC-松浦IC間2・2キロが開通予定。

 松浦市立調川中で開かれた記念式典には、沿線自治体の首長や国会議員ら関係者約180人が出席。中村法道知事は「長崎、佐賀両県の連携が深まり、観光客増加などの効果が高まると期待している」とあいさつした。

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