「ブレードランナー2049」 「人間とは…」問い続けて

35年ぶりとなる続編でハリソン・フォードとダブル主演を務めたライアン・ゴズリング(右)

 SF映画の金字塔「ブレードランナー」(1982年、リドリー・スコット監督)の続編「ブレードランナー2049」が全国公開中だ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(50)は、生態系が壊れ、退廃的な空気に満ちた前作の世界観にどう肉薄したのか。(高橋天地)

 前作から30年後、2049年の米カリフォルニア。宇宙開拓の労働力「レプリカント」(人造人間)を取り締まる専門捜査官「ブレードランナー」のK(ライアン・ゴズリング)はある事件の捜査中に巨大な陰謀に気づく。彼は30年前、女レプリカントと姿を消したブレードランナー、デッカード(ハリソン・フォード)が全容解明につながるキーマンだと突き止め…。

 「10代後半の頃から、数千回は見ました。スコット監督はビジュアルを大切にする方で、退廃的で悪夢のような世界観に深く魅了された。僕も彼のような映画監督になりたいと思いました」とヴィルヌーヴ監督。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

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