ルノー、新型メガーヌGTを発売…4輪操舵でコーナリング性能が大きく向上

ルノー 新型メガーヌGT

ルノー・ジャポンは、新型メガーヌを2017年11月9日から発売する。GT-Line、GT、スポーツ・ツアラーGTの3モデルがラインアップされ、価格(消費税込)は、GT-Lineが263万円、GTが334万円、スポーツ・ツアラーGTが354万円となる。

4代目となる新型メガーヌは、従来モデルに比べてダイナミックさが増し、個性的でよりバランスのとれたプロポーションとなった。

彫刻的なボディサイドは、ルノーデザインを象徴する官能性を表現。ボディ下部とボンネットには、前部に向かって集まる緊張感のある繊細なラインが走り、ダイナミックな印象を強めた。

フロントとリアには、デイタイムランプとして機能するLEDランプを装備。フロントは、ルノーデザインを象徴するCシェイプフルLEDランプ(GT-Line はハロゲンランプ)を採用し、オートハイ/ロービームを搭載した。リアには、常時点灯の左右に連なる印象的な光のラインを形成する3Dリアランプが装備されている。

ルノー 新型メガーヌGT

コックピットは、表示パターンと色が変更できる7インチフルカラーTFTメーターや7インチマルチファンクションタッチスクリーン、マルチメディアシステムのR-Link2など、優れたインターフェイスを採用した。

ステアリングスイッチ、シフトノブ、エアコンの吹き出し口などにサテンクロームを配置し、スポーティな印象とした。ステアリングホイールはナパレザー(GT、GT-Line)、ヘッドレスト一体型スポーツシートはアルカンタラで縫製され、上質感を高めた。

新型メガーヌでは、4輪を操舵させることでコーナリングの性能を大きく向上させる4コントロール(GT、スポーツ・ツアラーGT)を採用した。4コントロールのチューニングはルノー・スポールが担当し、高速域では前後輪の向きを同一方向にすることでコーナリングでの安定性を高め、低速域では前後輪の向きを逆にすることで取り回し性を向上させている。

また、7インチマルチファンクションタッチスクリーンで走行モードやアンビエントライトなどの車内環境をカスタマイズできるルノーマルチセンスを装備している。

エンジンは、GT/スポーツ・ツアラーGTには205馬力の1.6リッター 直噴ターボエンジンが、GT-Lineには132馬力の1.2リッター 直噴ターボエンジンが搭載され、どちらも電子制御7速AT(7EDC)と組み合わされる。

新型メガーヌは、ルノー・日産アライアンスのCMF(Common Module Family)のC/Dプラットフォームを使用し、さらにGT/スポーツ・ツアラーGTのシャシーは、ルノー・スポールが専用のチューニングを施し、専用のスプリング、ダンパー、アンチロールバー、ステアリングが装備されている。

先進の安全技術であるルノー運転支援システムは、12個のセンサー(GT、スポーツ・ツアラーGT)、2つのカメラ、ミリ波レーダーで車両の周囲360°の情報を解析し、各種運転支援機能を備えている。

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