南米原産の果樹「フェイジョア」がたわわに実り、1960年代後半ごろに栽培が始まった大井町の相和地区で農家が出荷作業に追われている。
町地域振興課によると、フェイジョアは販売拡大に至らなかったが、2012年から町内のパティシエらがスイーツの開発に着手。ケーキや大福などが次々と開発され、昨年度には化粧水やカレーも誕生するなど町の特産品として再び脚光を集めている。
甘酸っぱく、しゃりしゃりした食感が特徴で、果樹農家(55)は「そのまま食べてもジャムにしても楽しめる。甘い香りや独特の食感も多くの人に知ってもらえたら」と話している。
収穫は今月下旬ごろまで。「四季の里直売所」(同町柳)などで販売される。