トピー工業と岡谷鋼機ら、建設現場での資材運搬支援ロボ開発

 トピー工業(社長・高松信彦氏)は7日、岡谷鋼機と竹中工務店との共同で、重い資材の運搬など建設現場での作業員の負荷を軽減する全方向移動クローラー型搬送支援ロボット「クローラーTO(トゥ)」を開発したと発表した。3社と建機レンタル会社が共同で改良を重ね、来年2月にもレンタルや販売を開始する計画。

 同ロボットの移動機構には前後左右の全方向に移動が可能で、小回りが利くトピー工業の「ОMNICRAWLER」が採用されている。本体は120キログラムで、積載量は500キログラム。走行速度は時速3キロメートル。25ミリまでの段差を乗り越えられる。操作はスマートフォンなどの無線通信で行う。商品名「クローラーTO」は岡谷鋼機が商標登録を出願中。

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