パラリンピックを学ぶ教材「I'mPOSSIBLE」を通じて子供から大人へとその魅力が伝わる マセソン美季さん(パラリンピック教材I'm POSSIBLE製作者)

東京パラリンピックまで後1000日あまり。
学校教育を通じて、より多くの子どもたちにパラリンピックの魅力を伝えるための教材が国際パラリンピック委員会公認「I'm POSSIBLE」。
その教材開発に携わった日本財団パラリンピックサポートセンター・プロジェクトチームのマセソン美季さんは、現在、カナダ在住で、学生時代の交通事故により車椅子の生活を送っている。

「日本でバリアフリーというと段差をなくしましょう!エレベーターを作りましょう!とハード面の話になりがちだが、周りの人たちが「手伝いましょうか?」など気軽に声をかけられる、そんな社会になって欲しい」とマセソンさんは言う。
「日本はまだまだ障害のある人たちに慣れていない、だからパラリンピックを見てもらって、障害のあるアスリートたちとの出会いから自分たちの社会を見つめてこんなバリアがあるんだという“気づき”が大切なんです」

学校教育で子供たちにパラリンピックや障害のあるアスリートに関心を持ってもらい、それを親や大人たちに伝える。そうやって少しずつでも社会が変わっていけたらと言う思いがこの「I'm POSSIBLE」にはこめられている。
マセソンさんの言葉は優しく、そして力強かった。


マセソン美季(ませそんみき)

マセソン美季さん(パラリンピック教材I'm-POSSIBLE製作者)

1973年7月17日生まれ 44才 東京出身
高校時代は柔道に打ち込んでいたが、大学1年の時に交通事故で脊髄損傷、半身付随となる。その後、アイススレッジスピードレースを始め長野パラリンピックで金メダル3つと銀メダル1つを獲得。アメリカ留学で知り合ったカナダのアイスホッケー選手と結婚、カナダで生活をし2人の男の子の母親でもある。
メダリストで教員免許を持っていることもありパラリンピック教育教材「I'm POSSIBLE」の開発に関わる。

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