手作りの逸品どうぞ 横須賀で障害者の作品展10日まで

 障害者施設や地域作業所の利用者らが手作りした多彩な製品を展示・販売する「横須賀三浦地区障がい児者ふれあい作品展」が7日、横須賀市本町のショッパーズプラザ横須賀2階センターモールで始まった。利用者の日ごろの活動や障害者への理解を深めてもらおうと今年で42回目を迎え、さっそく多くの買い物客らでにぎわった。同実行委員会の主催で10日まで。

 同地区(横須賀、鎌倉、逗子、三浦の4市と葉山町)にある22の地域作業所と16の障害者施設が参加。クッキーやパウンドケーキといった焼き菓子をはじめ、コップや皿などの陶芸品や毛糸の帽子、農園で育てたハーブ類など、いずれも利用者らが手間暇をかけて作った多種多様な製品がずらりと並ぶ。

 “売れ筋”はクリスマスが近いこともあり、クリスマス用のリースやカードなど。正月飾りやひな人形などもあり、市内の主婦(65)は「どれも手が凝っていて感動しています」と話していた。

 出店した障害者支援施設「鎌倉清和園」(鎌倉市関谷)の木村洋一施設長(61)は「作品展に出品することが利用者の大きな目標になっている」と説明。「実際に売れることで、さらなるモチベーションの向上につながっている」と話している。

 午前10時〜午後8時(最終日は午後6時まで)。8日午前10時からは同会場でオープニングセレモニーも開かれる。問い合わせは、実行委事務局電話0467(46)8700。

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