11月の代表ウィークでブラジル、ベルギーとそれぞれ対戦予定の日本代表。
この2連戦で達成が期待されるのが、長友佑都の通算100試合出場だ。
これまで100試合出場を果たした日本代表メンバーは6名いるが、サイドバックを本職とする選手は未だいない。
世界的に見ても非常に少ないのだが、今回はサイドバックでありながら代表通算100試合を達成したレジェンドたちを見ていこう。
※セルヒオ・ラモスやラグナル・クラヴァンなど、センターバックでの起用が多い選手は除く
1. ダニ・アウヴェス
生年月日:1983/05/06 (34歳)
所属クラブ:PSG(FRA)
代表チーム:ブラジル代表
代表成績:104試合7得点
現役のブラジル代表選手では、最多キャップ数を誇るダニ・アウヴェス。現在の出場試合数は104であり、あと1試合でDFルシオが持つ歴代3位の記録に並ぶ。
ダニ・アウヴェスはサイドバックでありながら7得点をあげており、ゴールした試合では6勝1分と「無敗神話」を誇る。
なお、ブラジル代表の最多出場記録保持者はカフー。サイドバックでありながら142試合に出場しており、2位も同じサイドバックのロベルト・カルロス(125試合)となっている。
2. アハマド・ファティ
生年月日:1984/11/10 (32歳)
所属クラブ:アル・アハリ(EGY)
代表チーム:エジプト代表
代表成績:120試合3得点
エジプト代表では最年少記録となる17歳からA代表に名を連ねるDF。
2003年のU-20ワールドユースに出場したメンバーで、2006年、2008年、2010年とアフリカ・ネイションズ・カップの3連覇も経験している。
突出した武器があるわけではないが、右サイドバックに限らず様々なポジションでプレーでき、高いユーティリティー性を持つため重宝される。
チームの28年ぶりとなるワールドカップ出場に貢献している。
3. マクシ・ペレイラ
生年月日:1984/06/08 (33歳)
所属クラブ:ポルト(POR)
代表チーム:ウルグアイ代表
代表成績:123試合3得点
ウルグアイ代表として2度のワールドカップに出場し、2011年のコパ・アメリカ優勝メンバーであるマクシ・ペレイラ。
デフェンソールの下部組織出身で、実際に対戦した松原良香は「テクニックはそれほどだが一対一に強く、活動量が豊富」と話している。
2010年ワールドカップ以降はウルグアイ代表の絶対的な右サイドバックとなっており、2018年大会でも活躍が期待される。
なお、ウルグアイ代表の最多出場記録保持者である。
4. マイノル・フィゲロア
生年月日:1983/05/02 (34歳)
所属クラブ:FCダラス(USA)
代表チーム:ホンジュラス代表
代表成績:145試合4得点
ホンジュラス代表のDFで、ウィルソン・パラシオスと並びプレミアリーグで最も成功した同国出身選手の一人である。
強靭な肉体、高い身体能力を誇り、対人戦での守備の強さが最大の特徴。オーバーラップのタイミングは絶妙で、遠目からのロングシュートやクロスでチームにアクセントを付ける。
10年以上に渡ってホンジュラス代表の中心選手であり、積み重ねたキャップ数は「145」に。これは歴代のサッカー選手の中でも30位タイという記録だ。
現代表のキャプテンであり、2018年ワールドカップに向けた北中米・カリブ海予選でも全試合に出場。この11月、本戦出場をかけオーストラリアとの大陸間プレーオフに挑む。