お世話になった歯に感謝

 日本歯科医師会が定める「いい歯の日」の8日、長崎市鍛冶屋町の大光寺で、抜歯された永久歯や生え替わった乳歯を供養する「万歯(ばんし)供養」があり、参列した約40人が焼香し、手を合わせた。

 市歯科医師会主催。1955年に始まり、今回で63回目。歯科医師や歯科衛生士、近隣の慈光保育園の園児などが参列した。昨年の供養からの1年間に同会会員の医院で抜かれた永久歯などは約6万本。その一部を祭壇に置き、供養した。

 同会の村橋秀夫会長は「歯の健康を保てば、生涯自分の歯で快適な食生活を送れることを、万歯供養を通して再認識し、広く市民に知ってほしい」とあいさつ。園児は声をそろえて「今までお世話になりました。長い間お疲れさまでした。永久歯さん、これからもよろしくね」と誓いの言葉を述べた。

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