鉄鋼業の発展を祈願、金山神社(名古屋)で「ふいご祭り」

 尾張鍛冶発祥の地として鍛冶・鉄鋼信仰を集める金山神社(名古屋市熱田区)で8日、鉄鋼業の繁栄を祈る祭事「ふいご祭り」が行われ、同神社を中心となって管理する岡谷鋼機や、地区鉄鋼関係者など約40人が地区鉄鋼業の発展と安全を祈願した。

 同神社は熱田神宮修理の鍛冶職宅跡を神社としたもの。岡谷鋼機とも深いつながりがある。「ふいご祭り」は同神社最大の神事。製鉄に適した冬季を前に行われる。

 祭りには向井直真照会常務理事をはじめ、名古屋地区の鉄鋼流通・加工業者などが参加。神事では、鉄鋼業の発展を祈念する「神楽浦安の舞」なども行われた。

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