熊よけスプレー成分漏れ、11人軽傷

 横浜市は8日、ごみの選別施設で、熊よけスプレーの成分が漏れて作業員11人が軽傷を負う事故があったと発表した。

 市資源循環局によると、同日午前10時35分ごろ、同市緑区の緑資源選別センターで、ベルトコンベヤーで流れてきたスプレーを作業員が取り出してかごに入れた際、スプレーに含まれるカプサイシンと呼ばれる成分が漏れた。付近で作業していた11人がせき込んだり、体調不良を訴えたりしたため救急搬送された。

 同センターは缶、瓶、ペットボトルの資源物を選別する施設。市ではスプレー缶の捨て方について、中身を使い切った上で透明や半透明の袋に入れて燃やすごみと同じ曜日に排出することとしており、資源物とは一緒に捨てないよう呼び掛けている。

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