東日本大震災から6年8か月

11月11日、東日本大震災が発生してから6年8か月

◆人的被害・避難者数

・2011年3月11日、国内最大規模となるM9.0の地震が発生し、大津波により東北地方の太平洋沿岸に大きな被害をもたらした。警察庁によると、2017年9月8日現在、死者1万5894人、行方不明者2546人、死者不明を合わせて1万8440人。

・復興庁によると、2017年3月31日現在、震災関連死は1都9県で3591人。直接死・行方不明者と合わせると合計2万2031人。

・復興庁によると、2017年10月12日現在、避難者数は8万1866人。県外避難は4万0910人(福島県3万4587人、宮城県5076人、岩手県1247人)。

◆事件・事故・不祥事

・10月13日、神戸製鋼がアルミ製品などの強度を改ざんしていた問題で、東京電力は福島第二原発に納入された配管でもデータが改ざんされていたと発表した。配管は交換用で使用されておらず原発の安全性に問題はないとしている。

・10月29日、宮城県亘理町の国道6号線で乗用車同士の衝突事故が発生した。この事故で、佐賀県から復興関連の仕事で宮城県に滞在していた男性3人を含む4人が重軽傷を負った。

◆裁判・訴訟

・10月23日、福島県内外の住民約3800人が国と東京電力に損害賠償を求めた裁判で、一審で国と東京電力に約5億円の賠償を支払うよう命じた判決を不服として、原告と国・東京電力はそれぞれ控訴した。

・10月27日、原発事故で自主避難した後、うつ病になり働けなくなった男性の一家が東京電力に損害賠償を求めていた裁判の控訴審で、大阪高裁は一審の約3000万円の賠償の判決を変更し、約1600万円の賠償を命じた。

・10月31日、岩手県釜石市の鵜住居(うのすまい)地区防災センターに避難して津波で亡くなった女性の遺族が市に損害賠償を求めた裁判の控訴審が仙台高裁で始まった。

◆汚染土対策

・10月28日、原発事故による汚染土や廃棄物を保管する中間貯蔵施設(福島県大熊町と双葉町)が稼働した。今後、福島県内の仮置き場から汚染土などを集めて分別し、保管する。

◆復興

・10月21日、JR東日本は常磐線の竜田~富岡駅間の運転を再開した。津波で流失した富岡駅は100メートルほど北に移設され、運転再開に合わせてコンビニ店が併設された。

・11月9日、診療所のない状態が続いていた福島県葛尾村の中心部に診療所が開設された。

◆東日本大震災から6年7か月

https://this.kiji.is/290329730169930849?c=78234666754819573

◆広島大学|地球資源論研究室|東日本大震災-被災地-

http://earthresources.sakura.ne.jp/er/EV_TKJ(4).html

◆警察庁|東日本大震災について[2017年9月8日]

http://www.npa.go.jp/news/other/earthquake2011/index.html

◆復興庁|全国の避難者等の数(所在都道府県別・所在施設別の数)[2017年10月27日]

http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-1/hinanshasuu.html

◆復興庁|震災関連死の死者数等について(平成29年3月31日現在)[平成29年6月30日公表]

http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-6/20140526131634.html

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