いよいよ今季最終戦。スーパーGT第8戦ツインリンクもてぎ 搬入日の様子

 いよいよ11月11〜12日に、栃木県のツインリンクもてぎで開催されるスーパーGT第8戦。今シーズンの最終戦でチャンピオンがかかるレースだが、それに先立つ11月10日、もてぎではレースに向け準備が進められた。

 GT500クラス、GT300クラスともチャンピオンが決定する今季最終戦。GT500クラスではレクサスLC500がランキング首位のKeePer TOM’S LC500をはじめ4台、ニッサンGT-Rが1台チャンピオンの可能性を残す。GT300クラスでは、ランキング首位のグッドスマイル 初音ミク AMG、そしてJMS P.MU LMcorsa RC F GT3、LEON CVSTOS AMG、ARTA BMW M6 GT3がタイトルの可能性を残している。

 そんな緊迫のレースに向け、10日のもてぎではチームによって搬入作業が進められた。目を引くのは、今回セイコーエプソンのウォッチブランド『TRUME』のカラーリングとなったEpson Modulo NSX-GT。ブラックのカラーリングはふだんの爽やかなカラーとは異なり、精悍な印象となった。また、第7戦タイではプミポン前国王への追悼をこめてブラックとなっていたフロントウインドウのクラス別ステッカーが元のとおりとなるなど、外観の印象も異なっている。

 この日はDTMドイツツーリングカー選手権の3台によるフリープラクティスが行われ、多くのスーパーGT関係者が注目するシーンも。また、走行後はDTM関係者がスーパーGTのピットレーンを訪れ、同じクラス1車両であるレクサス、ニッサン、ホンダのマシンを間近で観察するシーンも見られたほか、3人のDTMドライバーたちもスーパーGTドライバーと交流している。

 11月11日は、午前8時45分から公式練習で幕を開けるスーパーGT第8戦もてぎ。さまざまなイベントも用意されており、タイトル争いを含め盛りだくさんな週末となりそうだ。なお、多くのドライバーが心配していた予選日の天候も、10日夕刻の時点では早朝に雨マークがあるほかは曇天となっている。

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