海難救助など訓練成果競う 3管が競技大会

 第3管区海上保安本部(横浜)の海上保安官が海難救助や海上警備の訓練の成果を競う2017年度の警備救難競技大会が10日、横浜市中区の横浜海上防災基地で開かれた。

 警備救難業務の基礎となる制圧術、拳銃、人命救助の3部門に、管区所属の巡視船艇などに配属された精鋭145人が参加した。

 人命救助の部は2人一組で空気呼吸器を装着して活動後、心肺蘇生を試みるもので、速さや搬送の安定性などを競い合った。制圧術の部では武道場に威勢のよい掛け声が飛び交い、激しい攻防が繰り広げられた。

              ◇ 各種目の優勝者は次の通り。かっこ内は所属の海上保安部署。(敬称略) ▽制圧術 女子=金森由真(横浜)、徒手対徒手=青木裕一(館山)、警棒対警棒=小澤航(清水)、短刀対警棒=富澤佳徳(横浜)、警棒対警杖=坂本仁志(茨城)▽拳銃 箕輪竜也(横浜)▽人命救助 一般海上保安官=伊藤慧・山田祐輔(横浜)、現役潜水士=黒田智文・櫻井耕(清水)。

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