〔突風〕長崎県大村市で突風(JEF0)、住家やビニールハウスなどに被害(11/10発生)

10日20:00頃、長崎県大村市田下町で突風が発生し、住家の屋根瓦のめくれやビニールハウスの鋼管の倒壊などの被害が確認されました。
11日、長崎地方気象台が現地調査を行いましたが、被害や痕跡、聞き取り調査からは突風をもたらした現象を特定できませんでした。この突風の強さは風速約35m/sと推定され、日本版改良藤田スケールではJEF0に該当します。
なお、この突風の発生に際して、竜巻注意情報の発表はありませんでした。

◆用語解説「日本版改良藤田スケール」
竜巻やダウンバーストなどの突風の強さを、建物などの被害状況から簡便に推定する風速の尺度。従来の藤田スケールに代わり、日本の建築物等の被害状況から推定する「日本版改良藤田スケール」が2016年4月から導入され、JEF0からJEF5までの6段階で表される。JEF0は風速25~38m/s(3秒平均)で、飛散物による窓ガラスの損壊、物置や自動販売機の移動・横転、園芸施設のビニルなどの剥離、樹木の枝折れといった被害がみられる。

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