駅前商店街、住民と防災訓練 川崎駅東口

 川崎駅東口の18商店街と17大型店でつくる川崎駅広域商店街連合会青年部(小林一三部長)は11日、災害時に周辺町内会と協力し合える関係づくり強化のため、初の防災イベントを川崎市川崎区の東田公園で開催した。川崎消防署や川崎署なども協力し、参加者は自動体外式除細動器(AED)講習や消火訓練などに汗を流した。

 地震などの災害時に、同市の表玄関である川崎駅周辺の繁華街に来た買い物客や地域住民の安全確保のための情報共有が目的。煙体験ハウスや炊き出し訓練のほか、市立病院の看護師が災害時にエコノミークラス症候群(静脈血栓(けっせん)塞栓(そくせん)症)の予防法などを学んだ。

 同連合会の猪熊俊夫会長は「災害から買い物客を守るためには、いざというときにすぐに行動に移せることが大切。この訓練を年に1回は続けていきたい」と話していた。

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