親子らダイコン収穫体験 三浦、試食会も

 農業や食への理解を深めてもらおうと、三浦市三崎町小網代の畑で11日、ダイコンの収穫体験が行われた。県内の親子ら約30人が参加し、農作業を楽しんだ。

 県の主催で12回目。市農協や地元の諸磯小網代土地改良区、青年農家でつくる「みどり会」の協力を受け、参加者は9月から種まきや間引きなど栽培に携わってきた。

 この日、参加者は引き抜く手順を教わり、800グラム前後の青首ダイコンを1人10本ほど収穫。9月末の大雨や先月の台風の影響で、生育が遅れているとの説明も受けた。

 諸磯青少年センター(同市三崎町諸磯)で試食会も行われ、参加者は朝採れのダイコンを使ったみそ汁などをおいしそうに口にしていた。調理は県立保健福祉大(横須賀市平成町)の学生が担当。「ふろふき大根のピリ辛肉味噌(みそ)のせ」など学生が考案したレシピも配布された。

 横浜市青葉区の小学2年生(7)は「重くて抜くのが大変だったけど、楽しかった」と笑顔。母親(46)は「みずみずしいので、サラダにするのもいい。レシピも参考にしたい」と話していた。

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