防災の知恵、親子で学ぶ 相模大野、水消火器でゲームも

 小田急線相模大野駅北口そばの商業施設ボーノ相模大野の広場で11日、「イザ!カエルキャラバン!in相模大野」と題した防災イベントが開かれた。相模原市南区の大野南地区自治会連合会が母体となった同地区連合自主防災隊(大木恵隊長)の主催。

 親が留守のときに地震などが起きても、子どもたちが自力で生き延びる力を身に付けてもらおうと、同防災隊がNPO法人プラス・アーツの力を借りて開いた。

 消火器の使い方を体験する水消火器の的当てゲームでは、防災隊メンバーが親子連れに使い方を教え、親子でレバーを握ると水が勢いよく飛び出した。

 紙食器作りは、地震で食器が割れることを想定し、チラシなどを折り、ポリ袋などをかぶせて即席の食器にする。隊員の男性が紙芝居を使って子どもたちに作り方を教えた。

 がれきに見立てた長机をジャッキで持ち上げ、下敷きになったぬいぐるみのカエルを助け出すゲームなどもあり、親子が楽しみながら防災の知恵を学んだ。

 近くに住む女性は長男(6)、長女(3)と参加。3人で水消火器を体験し、「子どもたちも楽しめてよかった」と話していた。

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