先日、今年限りでの現役引退を公式発表した元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ。
セリエAでレジスタとして新しいポジションを確立した彼は、アメリカに渡ってニューヨーク・シティでキャリアを終えた。
『Sky』のインタビューに答えた彼は以下のように話し、今後はイタリアに戻ってコーチングコースを修めると明かした。
アンドレア・ピルロ 「僕は前向きに感じているよ。長い間引退について考えてきた。突然決断したわけじゃないんだ。熟考の上だし、いい気持ちだよ。
サッカー選手としての最後の時だ。しかし、それに向けての準備はしてきたよ。青天の霹靂ではない。正しい経験を積んできた。
今季限りでキャリアを終えることは前から考えていた。契約が満了になるときにね。
ファンが僕を賞賛してくれるたび、ピッチでの僕を見て満足してくれるたびに喜びを感じていたよ。コーナーキックを蹴ったりするたびに、素晴らしい愛を感じてきた。
ニューヨーク・シティのファンには感謝しなければならない。彼らはスターのように扱ってくれた。本当はそうではないとしてもね。
イタリアや欧州で『マエストロ』と何度か呼ばれてきたが、ここでもそのニックネームが使われた。嬉しいことだね。
常にアメリカでキャリアを終わらせたいと思っていた。僕を魅了してくれた国だし、ここのスポーツが成長していることを知っている。
MLSは世界最高のリーグになろうとしている。幾つかの改善と、ルールの変更は必要になるだろうが、いつかはそうなるだろうね」
アンドレア・ピルロ (今後の予定は?)
「今年末まではニューヨークに残り、引っ越しの準備をするよ。イタリアに戻るだろうね。そして新しい旅を始める。
まだ次は決めていないんだ。指導者になるかどうか。考えはまだまとまっていない。
とりあえずはコヴェルチャーノ(イタリア連盟の施設)に行き、コーチングコースを受ける。それに燃えれば、指導者としての仕事を始めるだろうね。ただ、どうなるかは様子を見よう。
ディレクターもやってみたいと思っている。僕は試合を見るのが好きだ。多くのリーグを知っている。若い選手も追っているんだ。どうなるかな。
これまでともに働いてきた全ての指導者は、大きな信頼に値する人々であった。
ミルチェア・ルチェスクは15歳の僕に信頼を与えてくれた。ルイジ・シモーニはインテルで重要な人物になった。
カルロ・マッツォーネは僕のポジションを変えた。マルチェロ・リッピ、カルロ・アンチェロッティ、そしてアントニオ・コンテも重要だった」