今季限りでリヴァプールを離れる可能性が高い8名の選手

『FourFourTwo』は8日、「今季限りでリヴァプールでの未来が失われる8名の選手」という記事を掲載した。

首位から遠く離れてしまったリヴァプール。特に守備陣の問題が取りざたされることが多くなっており、勝負強さが見られない状況だ。

すでにナビ・ケイタとの契約をまとめたものの、さらにユルゲン・クロップ監督は今冬と来年夏にかなりの補強をするのではないかとも。

一方、それに従ってチームから離れる選手もかなり出るのではないかと言われる。その候補となる8名の選手とは?

エムレ・ジャン

彼が新しい契約にサインする可能性は非常に低いように見える。来年の夏にはフリーエージェントとなる。

バイエルンへの復帰という可能性は低いが、ユヴェントスが熱心に獲得を狙っているとのことだ。

リヴァプールは4年前から育ててきた彼を失うことを残念がるだろう。しかし、エムレが求めているという給与の額など各種条件を考えれば、それに従わないのもまた正しいことでもある。

【次ページ】ディフェンスがー

デヤン・ロヴレン

ロヴレンが誰かいい選手に置き換えられるとすれば、それはリヴァプールの関係者全てにとって最高のものであることは明白だ。

彼は違う場所でフレッシュなスタートを切ることができるだろうし、クロップは最終ラインをアップデートしなければならない。

ロヴレンとマティプのディフェンスラインを組んでいる限り、タイトルを獲得するのは難しい。

クロップは2名のセンターバックを必要としており、4番手として保持することをロヴレンに納得させるのは難しい。

【次ページ】1月にローンでも…

ジョン・フラナガン

フラナガンがまだリヴァプールの選手であることを忘れてはいないだろうか?リーグカップで出場し、レスターと戦ったことを。それは昨季のことだ。

24歳の生え抜き選手は、バーンリーへのローンで出場機会を得ることに苦しんでおり、膝やハムストリングの怪我を経験したあとは、トップリーグで彼を見るのは難しくなっている。

1月の移籍があるかもしれない。完全移籍か、ローンか。そのほうが賢いだろう。

【次ページ】怪我さえなければ…

ダニー・イングス

フラナガンと同じように、イングスはU-23チームで10代の選手たちとプレーしている。この外見で!

バーンリーからやってきた彼は、明らかに好まれていない。しかしこのままの状況ではキャリアを傷つけるだけだ。

1月にはローンで出るかもしれない。トップチームでは出番を得られるチャンスは僅かなものだ。

ロベルト・フィルミーノやダニエル・スターリッジ、ドミニク・ソランケ、ムハンマド・サラー、サディオ・マネ、さらにチェンバレンまでいる。

【次ページ】バックアップとしてならば…

ラグナル・クラヴァン

もしリヴァプールのファンが望むように、クロップが二人のセンターバックを加えるとするならば、クラヴァンは選択肢から外れてしまうだろう。

ナサニエル・クラインが怪我から復帰し、ジョー・ゴメズがセンターバックのオプションとして使えるようになれば、なおさらだ。

32歳のクラヴァンは夏に契約が満了になる。そして、クラブにとっても彼にとっても退団することが利益になるだろう。

【次ページ】まだいた…という感覚?

ラザール・マルコヴィッチ

もしイングスとフラナガンを忘れていたら、マルコヴィッチのことも記憶から消えてしまったかもしれない。クロップもそう見ているのかもしれない。

彼はもはやU-23の試合にも出場していない。レスターとのリーグカップでもサブから起用されずに終わったが、それが最も出場に近づいた瞬間だった。

マルコヴィッチは3年前に契約を結んでおり、2019年まで残っている。来年夏に誰かに買ってもらおうとするならば、ローン移籍で力を見せておきたいところだが。

【次ページ】活躍周期がタンポンだと…

ダニエル・スターリッジ

一週間働いて一ヶ月休むことから、「タンポン」という不名誉すぎるあだ名まで着けられてしまったスターリッジ。

その契約は2019年に満了となる。来たるべき月に新たなサインをするかどうかは興味深い。

チームの中では高給取りの選手だ。今支払っているお金と、担っている役割を比較すると…。彼が2014年にサインした時、中心選手としての条件が与えられていたのだ。

もし合意に至らなければ、リヴァプールはスターリッジを売ろうとするだろう。フリーで出て行くまでの間に。

【次ページ】こちらは不可避か…

フィリペ・コウチーニョ

最も物議を醸すであろう名前であるが、どうしたって彼については必然性があると感じる。

コウチーニョがアンフィールドを出るという感覚は、夏にバルセロナからの誘いがあってから、マージーサイドに漂っている。

この25歳のブラジル人は、ルイス・スアレスの足跡を辿ってカンプ・ノウへと行きたいように見えるし、移籍を強要したいという意思も公のものだ。

リヴァプールは少なくとも彼が抜けたあとのことを考えただろうし、早い間に後釜を探しにかかったはずだ。

スアレスのとき、アレクシス・サンチェスを獲り損ね、リッキー・ランバートとイタリアから来た例の男で失敗したのだから。

ナビ・ケイタの獲得はすでに決めた。次はトマ・レマールでコウチーニョの想像力を置き換えるかもしれない。資金を使って守備を強化することもできるし、スターリッジの後釜も用意できるだろう。

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