神戸製鋼の不適切行為、顧客サイドで安全確認6割超へ

 神戸製鋼所は10日、品質データ書き換えなど一連の不適切行為について、該当案件の安全検証の進ちょくを発表した。不適合製品の納入先は全525社。顧客サイドで安全性を確認した納入先は317社で、前回7日に公表した292社から25社増加。全体の6割超となった。神鋼メタルプロダクツが製造するモールド・銅合金管などで特に進ちょく。アルミ鋳鍛造部品も1社増えた。

 ユーザーが当面問題ないと判断した納入先や、神戸製鋼で安全確度が高いと判断した納入先を加え一定の安全性が確認されたのは474社で、前回から4社増えた。

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