日軽金HDの岡本社長、「グループの品質管理体制に問題なし」

 日本軽金属ホールディングスの岡本一郎社長は10日の決算説明会で「グループの品質管理体制に問題がないと認識している」と説明した。日軽金HDは例年、11月の品質月間に合わせ定期的に全グループ会社で品質の確認を実施している。

 今年は神戸製鋼の問題を受けて品質確認体制の確認をする際に、検査データの取り扱いに重点を置いて調査を実施。「現時点で確認作業が完全に完了したわけではないが、これまでの調査の中で問題があるとは考えていない」(同)とし、品質管理体制が適切に寄与していると説明した。

 今後も「現行の体制で未来永劫すべての事象を満足できるとは楽観していない。時代の要請に応じた品質保証体制とするべく、研さんを積み重ねていく」(同)と強調した。

© 株式会社鉄鋼新聞社