末続選手ら五輪トーク 星槎中学高校

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、陸上の末続慎吾選手と車いすテニスの二條実穂選手によるトークショーが12日、横浜市旭区の星槎中学高校で行われた。アジア・アフリカの国々の理解を深めるため、11、12日に同校で開いたイベントの一環で、約500人が耳を傾けた。

 3大会に出場し、北京五輪銀メダリストで星槎大学准教授の末続選手は「北京の時の食堂で南米系の選手たちのにぎやかさに驚いた」と外国勢のオンとオフの切り替えのうまさを思い出に挙げた。リオデジャネイロ大会に初出場した横浜市在住の二條選手は大会について「特別な場所。東京ではみんなに特別を感じてほしい」と話した。

 プロ野球オリックスからドラフト指名された星槎国際高湘南の本田仁海投手も飛び入り参加。先輩アスリートへ試合に向かう心構えを尋ね、会場からの質問に「対戦したいのは日本ハムの清宮」と答えていた。

 イベントには2日間で35カ国から約7千人が来場。発表、展示、料理などで交流を深めた。

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