「聖地」で永遠の愛を誓う

 日本唯一の"愛の聖地"である雲仙市愛野町の島原鉄道愛野駅などで11日、結婚した2人の門出を祝う「ロマンスウエディング」があり、福岡市の岩永庸佑さん(36)、恵理香さん(25)が地元住民らの祝福を受けた。

 愛野町は2008年、日本ロマンチスト協会が日本唯一の"愛の聖地"として認定。ロマンスウエディングは11年から毎年開催し、昨年までに10組が新たな人生をスタートさせた。

 岩永さん夫妻は愛野教会で挙式をした後、同駅で「互いを思いやり、温かい家庭を築きます」と宣誓。集まった住民らへ餅をまいて"幸せのお裾分け"をした。

 その後、2人は駅名をつなげると「愛(いと)しの吾(わ)が妻(つま)」と読める愛野-吾妻の両駅間を「ロマンス列車」で移動。吾妻駅ではブーケトスの代わりに地元特産のブロッコリーを投げて子宝を願った。地元商店街の出店なども並び、秋の味覚で門出を祝福。岩永さん夫妻は「多くの人たちに祝ってもらい感激。笑顔あふれる家庭にしたい」と声をそろえた。

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