発達障害に理解を 育児経験の放送局部長が12月に講演

 障害者について知ってもらおうと、自閉症の長男(18)を育てるRKB毎日放送(本社・福岡市)の神戸金史・東京報道部長(50)による講演会が12月5日、横須賀市西逸見町の生涯学習センター大学習室で開かれる。自身の体験を基に映像を交えながら、自閉症を含む発達障害について理解を呼び掛ける。

 市が障害者週間(12月3〜9日)に合わせ、「障害を持つ息子へ〜息子よ。そのままで、いい。〜」をテーマに開く。

 神戸さんの長男・金佑(かねすけ)さんは幼い頃に自閉症と診断された。神戸さんは「多くの人が知っておくべき事がある」と取材を始め、ドキュメンタリー番組「うちの子〜自閉症という障害を持って〜」を制作。昨年起きた相模原市緑区の障害者施設での殺傷事件直後には自身のフェイスブックに息子たちへの思いをつづった詩を投稿し、大きな反響を呼んだ。

 午前10時〜正午で定員は先着150人。申し込みの締め切りは今月26日午後8時で、コールセンター電話046(822)2500まで連絡する。問い合わせは、市こども青少年支援課電話046(822)8937。

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