金正恩氏、トラクター工場を現地指導

北朝鮮の金正恩党委員長が金星(クムソン)トラクター工場を現地指導した。日時は不明。朝鮮中央通信が15日、伝えた。

金正恩氏は、同工場の施設を見て回り、「金日成主席が34回、金正日総書記が10回にわたって同工場を現地で指導した、現地指導の回数だけを見ても主体的なトラクター工業の強化、発展のために捧げてきたわが主席と総書記の不滅の指導業績がよく分かる」と述べた。

また、工場で生産した数百台の新型80馬力トラクター「チョンリマ-804」号を見ながら、「本当にすばらしい、大した成果だ、本当に苦労した」と称え、トラクターに乗って運転したという。

さらに、「新型の『チョンリマ-804』号トラクターの生産でこんにちのマンリマ(万里馬)時代を輝かしている、マンリマ時代の誇らしい所産である80馬力トラクターが鳴らす轟音は前進する社会主義朝鮮の大進軍歌だ」と強調した。

金正恩氏は、来年のトラクター生産の課題を与え、「工場の改修に必要な大海のような恩恵を施し、人民軍の強力な建設力量を派遣してやる」と述べ、工場の労働者と共に記念写真を撮った。

現地指導には、朴奉珠(パク・ポンジュ)、呉秀容(オ・スヨン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏が同行した。

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