樹齢1500年のイチョウ

 樹齢1500年とされる対馬市上対馬町琴(きん)の県指定天然記念物「対馬琴のイチョウ」が鮮やかに色づき、観光客らが訪れている。

 県「つしま百科」などによると、イチョウは長松寺(ちょうしょうじ)境内にそびえる幹回り14.2メートル、樹高約40メートルの雄株。1798年の落雷で裂けて焼けたため、幹の中に空洞があるが樹勢は良い。

 16日は、根元に近い一部の枝の葉が緑色だったほかは黄色く紅葉しており、韓国人ツアー客らが記念撮影していた。ソウル市から訪れた李貞玉(イ・チャンオク)さん(60)は「幹回りの大きさに驚いた。色もベリーグッド」と話した。

© 株式会社長崎新聞社