熊大と島原市が協定、マグネ合金通じて産業振興

 熊本大学は14日、先進マグネシウム国際研究センターが長崎県島原市と、島原市地域産業の振興と人材育成を目的に連携・協力に関する覚書を締結したと発表した。両者は、KUMADAIマグネシウム合金を活用した研究開発する島原市の地場企業の発掘と新技術開発の支援を行い、KUMADAIマグネシウム合金を使った新製品の開発を推進する。

 島原市は、先端技術の開発を目指す企業と研究センターとのパイプ役となり、うまくマッチングさせることで、島原市に先進マグネシウムの研究所や工場などの誘致を目指す。また両者は活動を通じて、島原市の地場企業の技術と産業力の向上ならびに企業誘致を図るとともに、地元の優秀な人材が活躍する場の創出と市外からの優秀な人材の確保により、島原市の活性化につなげることを目指す。

© 株式会社鉄鋼新聞社