ユニクロ×しまむら×ZARA!大人向けワイドデニムを比較

ワイドボトムスはトレンドとして定着したとはいえ、選び方にはやっぱりコツがあります。

ユニクロ、しまむら、ZARAのワイドデニムで大人が買うべきなのはどれ?

秋冬のオシャレに欠かせないデニム! ここでは大人の女性に似合うワイドデニムを、お馴染みのプチプラブランドで徹底比較してみました。お値段はどれも税込みで5000円以下なので、ワイドデニムビギナーでも安心して試せるはず!

アラサー以上の女性にオススメのワイドデニムを、避けるべきNGポイントとあわせてお伝えしていきます。

一番ベーシックだったのはユニクロ! ストレッチ入りでお腹周りも安心

ユニクロ ハイライズワイドジーンズ 3990円(税抜) 

ユニクロのハイライズワイドジーンズは、ストレッチが効いていて、お腹周りをしっかり包んでくれる安心感のあるシルエット。比較する3ブランドの中で一番ベーシックでシンプルなデザインです。シルエットはフルレングス丈&裾広がりで、この秋の人気ボトムスのハイウエストチノワイドパンツとかなり似ています。

きれいめに着るには写真のインディゴブルーのようなネイビーがオススメ。もっとカジュアルに着たい方には明るめのブルーも2色揃っています。

フレアデニム風の裾広がりなシルエットが特徴

履き心地も楽なので、ワイドデニム初心者さんにもぴったり。膝から裾に向けて広がっていくフレア寄りのシルエットは、ショート丈のトップスやコートとも好相性。お値段は税込みだと4305円なので、後述のZARA(税込4990円)と同じくらいの価格帯です。

しまむらのワイドデニムは1990円に見えないこだわりが沢山

しまむら サイドラインデニム 1990円(税抜)

商品の回転の早いしまむらでは、常にいろいろなタイプのデニムが入荷しているので、特定の一アイテムでカラバリがある、というのではなく、そもそもいろいろなシルエットやカラーのデニムが売られているという印象です。

その中で大人の女性にオススメなのが、写真のサイドラインデニム。裾広がりというよりも短め丈&膝を絞ってあるワイドデニムなので、「いかにもワイド」というデザインが苦手な方にもオススメ。アンクル丈は秋冬のショートブーツとも相性が良く、シューズ選びを気にせず履けるのも嬉しいポイントです。

サイドラインが脚をまっすぐ見せてくれる上にオシャレ見えも!

このデニムの驚くべき買いポイントは、税込みで1990円と3点の中で一番プチプラなのに、かなり凝った加工がされていること。新品なのに履きこんだように見える腰周りのヒゲ加工や、少し濃いブルーで入れたサイドライン、裾の切りっぱなし加工などお値段以上に見えるポイントが沢山。

かなりストレッチが入っているので全体的にとても柔らかく、履き心地もとっても楽。ただ、柔らかさゆえに本来のデニム感があまりなく、どちらかというとデニム風のストレッチパンツのような印象なので、デニム好きな方には物足りないかもしれません……。

他の人と差が付くワイドデニムが欲しい方にはZARAが一押し

ZARA ワイドジーンズ 4990円(税抜)

トレンドに強いZARAにはワイドシルエットのデニムが多く揃っていますが、このワイドジーンズが一番シンプルなデザインです。写真のダークブルーの他、古着風のミディアムブルー、ベージュ寄りのカーキやブラックなど4色のカラバリがあります。

厚みのある生地感が特徴で、履きこんで良い色になっていくデニムならではの変化も楽しめそう。ノンストレッチでもシルエットにゆとりがあるので履き心地も楽。ユニクロやしまむらと比べるとかなり太めで個性的なシルエットなので、人と差が付くオシャレなワイドデニムが欲しい、という方にオススメです。

これはNG! 大人が注意すべきディテールはウエスト&ヒップ周り

腰周りに余計なデザインがなくスッキリしたものを

まず、タック入りのワイドデニムはスタイルが悪く見えるのでNGです。タックはボリュームを出したりゆとりを持たせるために入れるものなので、ハリのあるデニム素材でタックを入れると腰周りがかなり張って見えます。

シルエットの面でも、きれいめ素材の通勤パンツ等なら折り目がしっかり付くのでOKなのですが、デニム生地にタックを入れると生地の重さでゆるっと崩れるので、それを生かしてルーズなバギーシルエットに仕上げられていることがほとんど……。履き心地は楽ですが、シルエットも腰周りもルーズだと短足に見え、女性が隠したい部分を逆に強調してしまいます。

このデザインはストリート風カジュアルを好む10代、20代向き。アラサー以上の女性がオシャレに着たい場合、年齢に似合わないシルエットなので避けるが正解です。

バックスタイルがチープだとヒップがのっぺりと大きく見えるので注意

今のボトムスではローライズはほとんど見かけず、大半がミディアム~ハイライズで、ヒップ周りの面積もアップするため、のっぺりしたデザインだとそのままヒップ周りがどっしりと大きく見えてしまうことも……。

後ろ姿は自分より人から見た時に目に付くので、ヒップ周りのディテールは重要なポイント。ポケットが上目に付いているのは目線を上げる効果があるので◎です。これはプチプラボトムス全般に言えますが、コストを抑えるためディテールを省略して作ることもあるので、試着するときには後ろ姿の確認もお忘れなく!

いかがでしたか? ぜひご自分に合うワイドデニムを見つけてみて下さいね!

(文:横瀬 真知子)

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