地域の足支え80年 川崎鶴見臨港バス新キャラ「りんたん」披露

 川崎鶴見臨港バス(本社・川崎市川崎区)の創立80周年記念式典が18日、同社塩浜営業所(同区塩浜)で開かれ、同社の新キャラクターを使用したラッピングバス4台がお披露目された。4台とも同日から運行を開始した。

 新キャラクターの名前は1264件の一般公募の中から「りんたん」と決まり、“名付け親”となった横浜市南区の女性会社員(36)に記念品が贈られた。沿線代表として招かれた川崎市川崎区の大蔵よし子さん(80)は「通勤通学に使ってきた親しみあるバスが同い年でうれしい」と話した。

 田中伸介社長は「地域の人々の支えで80年を迎え、毎日20万人弱の方が利用するようになった。2020年の東京五輪・パラリンピックでは世界中の人々の足として貢献したい」とあいさつした。式典には福田紀彦市長、山田長満川崎商工会議所会頭らも出席した。

 19日は「運賃無料デー」を実施。他社との共同運行などの一部路線を除き運賃が無料になる。運転手たちが薦める見どころや飲食店を紹介した「ぶらりガイドブック」も各営業所や川崎駅周辺などで無料配布される。

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