11月の代表ウィーク、編集部が最も印象に残った5つのこと

各地で熱戦が繰り広げられた2017年11月の代表ウィーク。

ワールドカップ予選が最終章を迎えたこともあり、話題に事欠かなかった。

そこで今回は、Qoly編集部のそれぞれにこの11月の代表ウィークで最も印象に残ったことについて聞いてみた。

1. ジャンルイージ・ブッフォンの涙

【コメント】

まさかまさかの予選敗退となってしまったイタリア代表。

この舞台を最後に現役引退するはずだったブッフォンが、ロシアの地に行くことさえできなくなるとは…。

敗戦後、涙ながらに語る様子はグッとくるものがあった。

選出者:編集部I

2. 招集外の香川真司がブラジル戦、ベルギー戦を現地観戦

【コメント】

強豪との欧州2連戦で招集外となった香川が、両試合を現地観戦(ベルギー戦は自ら車をブルージュまで走らせたとか)。

ブラジル戦ではロッカールームの訪問も話題となったが、ハリルホジッチが格上相手に重視した“速いサッカー”においてはキーマンになってくる選手の一人。

彼の持ち味を発揮できるスタイルだけに、今回見せた代表への強い思いは今後に向けて印象に残った。

選出者:編集部O

3. スウェーデン国歌に一人で拍手したブッフォン

【コメント】

ブッフォンの涙はもちろん胸に迫るものがあったが、キックオフ前に行ったある行動に真のプロフェッショナリティを感じた。

W杯予選プレーオフの2ndレグ、スウェーデン国歌に対してサン・シーロの観客が大ブーイングを浴びせると、ブッフォンはこれに拍手をして見せたのだ

W杯出場をかけた大一番の前でありながらブッフォンは対戦国に敬意を表すため、そして自国のサポーターのブーイングを静めるためにこうした行動に出た。これはなかなか出来ることではない。

なぜブッフォンが世界中のフットボーラーからリスペクトを集めているのかが窺い知れるシーンだった。

選出者:編集部S

4. オーマル・アル・スーマーの代表復帰

【コメント】

スポーツは政治と切り離されたもの。それが理想的であるが、得てしてそうはならないものだ。

オリンピック予選で大活躍し、そしてクラブチームでのプレーは「中東最強FW」の評価を受けるに値するもの。それでも、彼はシリア代表の招集を断り続けた。

ところが、今年になって全てが一変した。

ワールドカップ出場の可能性が膨らむ中、突然シリアのユニフォームを再び着ることに同意。オーマル・ハリビンとともにアジア屈指のツートップを組み、カタール、イラン、オーストラリアに脅威を与えた。

しかし、アサド政権の下に戻った彼らは今、国民から全面的に支持されてはいないという。

アル・スーマーもそのリスクは分かっていたはずだ。悲願のワールドカップ出場という夢、それをかけて政権に頭を下げた。その心情は理解されるのか。彼らの未来はどうなるのだろうか。

ともかく、来年のアジアカップでシリアに光明が射すことを願ってやまない。

選出者:編集部K

5. 韓国代表MFキ・ソンヨンの「差別は絶対に容認できない」発言

【コメント】

サッカーサイトで政治的なことについて言及はしないが、まさか彼の口からこの言葉が出てくるとは…。

選出者:編集部H

© 株式会社ファッションニュース通信社