活躍すること間違いなし!11月に「買い」のアウターは?

冬コーデを華やかにしてくれるファーやボア。今年はこんなゴージャスなアウターに挑戦してみては?

ファーとボア系アウターで見た目も着心地もぬくぬく

寒さが増して、ぬくぬくのアウターが恋しくなってきました。やわらかい肌触りのファーやボアは気持ちまであたためてくれそう。

ほっこりムードのムートン、毛足の長いシャギーなどもハートウォーミングな風合い。寒さが深まるこれからの季節に、見た目も着心地も暖かいファー&ボア系アウターが活躍すること間違いなし。

ゴージャスファーをドレスダウン

ファーコートはあえてカジュアルウエアとコーデ(c)Rie Miyata

見るからにゴージャスなファーの羽織り物は冬ルックを1枚で華やがせてくれます。上手に着こなすポイントは気負って見せないこと。ボトムスをジーンズやミニ丈で合わせると、程よくヌケ感を出せます。カジュアルなウエアと組み合わせることによって、普段使いがしやすくなり出番が増えます。ファーアウターにボリュームがある分、タイトめのボトムスを引き合わせて。

有名ブロガーのChiara Ferragni(キアラ・フェラーニ)(左)はダメージデニムとコーディネート。妹のValentina Ferragni(ヴァレンティナ・フェラーニ)はミニ&ブーツで若々しく仕上げています。

シャギーやボアでレトロかわいく

シャギーやボアでレトロ&小顔効果を発揮(c)Rie Miyata

ふわふわしたボアは顔周りにソフトな印象をまとわせてくれます。顔に近い位置でボリュームが生まれるので、小顔効果も期待できます。ふんわりしたシャギー系の素材感には、どこかレトロな雰囲気が漂います。ぬいぐるみを思わせるような、懐かしげな風情は装いに落ち着きをもたらしてくれそう。

穏やかな風合いを際立たせる、鮮やかな色やつやめいた質感のアイテムと組み合わせるのが賢い着こなし。ビニールやエナメル系のアイテムとミックスすると、レトロフューチャーな気分を引き出せます。

ファーのスポット使いで装いがリズミカルに

チェック柄とファーのコントラストが新鮮(c)Rie Miyata

冬は着姿がもっさりして見えがちですが、部分的にファーをあしらう「スポット使い」を取り入れると、アクセントを加えられます。襟のポイントファーは以前からありましたが、近頃は袖先だけ、裾だけといった部分使いが人気。バッグをファーでくるんだり、靴の甲・ヒールにファーを配したりといったアイテムも増えてきました。

古風な柄やスポーティーなウエアに交わらせると、ファーとの微妙なずれ感が引き立ち、全体がこなれて映ります。襟とポケットにファーを組み込んだチェック柄コートは英国調との心地よいアンバランスが着映えを弾ませています。

「買い」の3アイテム、それぞれのメリット

・ファーアウターはあえて普段使いするのが新鮮・もこもこ系で気持ちまで癒やされるレトロな雰囲気に・部分ファーで着こなしにリズムとこなれ感プラス

ぬくぬくのアウターやもこもこのディテールは冬コーデになごやかなムードを呼び込んでくれます。変にかさばって見せないためには、ボトムスを細身にしたり、部分使いで取り入れたりといった工夫が肝心。上手に操れば、リッチ感やあでやかさを醸し出せるから、賢く使いこなしたいものです。

(文:宮田 理江)

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