北メディア「米国の危険極まりない戦争演習」

北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、「米国がわれわれを核で威嚇、恐喝していた時代は、永遠に過ぎ去った」とする論評を配信した。

論評は、「最近、朝鮮に対する米帝の地上武力の投入を取り上げた米国防総省の報告書が世論の焦点となっている」とし、「これは、とりもなおさず1950年代の朝鮮戦争の再現を意味するものとして即時、世界のメディアの注目を引いた」と述べた。

つづけて、「米国が朝鮮東海水域に3つの原子力空母打撃団を送り込んで日本、南朝鮮のかいらいとヒステリックな高強度合同軍事演習を行ったことにより、世論の懸念はさらに増大した」と指摘した。

また、「同地域でなんとしても核戦争を触発させようとする米国の危険極まりない戦争演習は極に達している。しかし、われわれを力で圧殺しようとする米国の企図は歴史の教訓を忘却した者のたわいない妄想にすぎない」と強調した。

さらに、「米国は、いわゆる『地上軍投入』を論じる前に過去の朝鮮戦争で死んだ米軍の遺骨がいまもこの地に数多く埋まっているということを忘れてはならない」と述べた。

その上で、「米国がわれわれを核で威嚇、恐喝していた時代は、永遠に過ぎ去った」とし、「悪の帝国である米国との対決で最後の勝利は必ず朝鮮のものである」と主張した。

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