日本の各都道府県よ、彼らを獲れ!Qolyがオススメしたい選手たち

19日にJ2リーグの最終節が行われ、ついに2017年の日本のサッカーもクライマックスを迎えている。

そろそろ各クラブが来年に向けてのプランを進めていく頃だ。新しい外国人選手をどうするか。多くのチームが迷いを抱きながら移籍マーケットに乗り出すことだろう。

各国の代理人が様々な有力選手をJリーグに売り込んでくる。その中でチームに最適な選手…単純なプレーの実力だけではなく、人間性やマーケティングの面も含めて検討していくのは容易ではない。

Qolyではコラムニストのyosukeさんが毎シーズン「Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手」という記事を寄稿してくださり、いつも話題を集めている。

もちろんQolyも負けてはいられない!4月にお送りした第1弾に続き、今回も各県のチームにオススメしたい選手を一挙にご紹介していこう。今すぐオファーを用意せよ!

【次ページ】北海道と青森県にお勧め

北海道にお勧め:チャン・チャン(中国)

北海道と言えば海鮮。鮭などを味噌や季節の野菜とともに蒸し焼きにするちゃんちゃん焼きは最高だ。語源は不明だが、ちゃちゃっと作れるからという話もある。

中国2部の大連超越に所属しているチャン・チャンは、小柄ながらも身体能力の高いアタッカー。ちゃちゃっとゴールを決めてくれるだろう。

青森県にお勧め:マフムード・アブドゥルラフマン”リンゴ”(バーレーン)

青森県と言えばりんご。冷涼な気候が栽培に適しており、全国の生産量の半分以上を占めている。生で食べても、焼いても、お菓子にしても美味しい。

「リンゴ」の愛称を持つバーレーン代表MFは、繊細な技術があるドリブラーでありながら、サイドバックやトップ下もこなした。どんな形でも生きる、まさにリンゴのようだ。

【次ページ】岩手県と宮城県にお勧め

岩手県にお勧め:ジャジャ(ブラジル)

「盛岡三大麺」と言われるのが冷麺、わんこそば、そして盛岡じゃじゃ麺である。中国料理を取り入れたものだが、盛岡で独自の進化を遂げた。

若くしてフェイエノールトに引き抜かれた経験を持つブラジル人FWジャジャは、2015年に中国リーグでプレー。今季はタイで得点を量産しており、そろそろ日本に取り入れてもいいころだ。

宮城県にお勧め:ジョヴァンニ・ダテマシュ(ドイツ)

宮城県の英雄と言えばもちろん伊達政宗。勇猛果敢な戦い、そして派手な振る舞いで「伊達者」という言葉まで生み出した仙台藩の初代藩主である。

かつてRBライプツィヒの下部組織で育成されていたGKダテマシュ。派手なセーブを見せてくれるはずだ。

【次ページ】東京都にお勧め

東京都にお勧め:トゼー(ポルトガル)

このところ、日本国民の税負担は大きくなるばかりである。アベノミクスによって資本家は潤うも、トリクルダウンの実現にまでは至っていない。

「NEXTジョアン・モウチーニョ」と呼ばれたトゼー。獲得するにはかなりのお金がかかるだろう。都税は高いのだ。

東京都にお勧め(その2):テオソン・シバチュー(フランス)

多くの名門学校を持つ東京都であるが、その中でも浄土宗増上寺が1906年に設立した芝中学校・高等学校は重要な存在。各界に有名人を輩出してきた実績を持つ。

アメリカ生まれのフランス育ちであるスタッド・ランスのFWシバチューも、これから世界に羽ばたいていくであろう有力な若手だ。

【次ページ】千葉県と神奈川県にお勧め

千葉県にお勧め:ペドロ・チバ(ポルトガル)

日本で最も「隠れた強者」と言えるのが千葉県だろう。ディズニーランドも成田空港も実は千葉。東京ドイツ村もだ。全国6位の人口、首都圏との近さなど、その実力は意外にかなり高い。

20代半ばまでアマチュアでプレーしたが、26歳になって1部に挑戦したペドロ・チバ。前線からボランチまでをこなし、攻守に働ける「隠れた強者」だ。

神奈川県にお勧め:ペリー・キッチン(アメリカ)

横浜の歴史上最も重要な事件と言えるのが黒船来航である。アメリカ合衆国海軍東インド艦隊の蒸気船が、現在の横須賀で接岸した。これが日本の夜明けを導くことに…。

現在デンマークのラナスでプレーしているペリー・キッチンは、アメリカ代表経験を持つボランチだ。Jリーグに来れば、まさにペリー来航である。

【次ページ】長野県、山梨県、静岡県にお勧め

長野県、山梨県、静岡県にお勧め:アハマド・アカイシ(チュニジア)

3県に跨って連なる赤石山脈、通称「南アルプス」。飛騨山脈、木曽山脈と並び、日本アルプスとして山岳ファンに親しまれている。その中心にある赤石岳は、日本で7番目に高い山である。

チュニジアのエースであるFWアカイシは185㎝。JリーグのFWでも7番目くらいになるのではないか。

静岡県沼津市にお勧め:アフリイー・アックアー(ガーナ)

ラブライブ!の聖地として知られる沼津。作品に登場する9人のアイドルは、「アクア」というグループで活動している。

ガーナ代表経験を持つMFアックアーが沼津に来れば、多くのファンから崇拝されるだろう。

【次ページ】愛知県、岐阜県にお勧め

愛知県にお勧め:ウムト・コチン(トルコ)

日本三大地鶏といえば、薩摩地鶏、比内地鶏、そして名古屋コーチンである。愛知では広く生産されており、採卵のための品種まで広まっている。

その鶏が、卵を、産むと、コーチンである。

岐阜県にお勧め:ナイフ・ハッザージ(サウジアラビア)

岐阜県の名産と言えば、関市が誇る打ち刃物だ。日本が誇る刃物メーカーである貝印とフェザーは、両方ともに関市を発祥としている。

サウジアラビア代表の名ストライカーとして知られるナイフ・ハッザージを岐阜で磨けば、すさまじい切れ味を見せることだろう。

【次ページ】富山県、福井県にお勧め

富山県にお勧め:マテュー・ゴメス “マス”(フランス)

富山県を訪れたら外すことが出来ないもの、それは鱒寿司である。本来はサクラマスを使って作られていたが、河に戻って遡上する個体が最近少なくなっているそうだ。

フランス出身ながらスペイン、イタリア、ギリシャでプレーしている「マス」ことマテュー・ゴメス。彼もフランスには戻ってこない。

福井県にお勧め:ユースフ・オバマ(エジプト)

アメリカ大統領にバラク・オバマ氏が当選したことで、福井県でも屈指の知名度を誇るようになった小浜市。時に鋭いセンスで全国に話題を振りまく町だ。

エジプト期待の若手ウイングであるユースフ・オバマ。サウルコス福井に彼が来れば、小浜市がすぐにホームタウンの一つになるだろう。

【次ページ】大阪府、岡山県にお勧め

大阪府にお勧め:ニコラ・ボケ(DRコンゴ)

大阪と言えばお笑い。お笑いと言えばボケとツッコミである。

南アフリカのハイランズ・パークでプレーしたFWニコラ・ボケが大阪に来れば、後はツッコミを用意するだけでよい。

岡山県にお勧め:マニー・マスカット(マルタ)

鮮やかな緑色をしたブドウの品種といえば、お馴染みのマスカット。その主要品種であるマスカット・オブ・アレキサンドリアは、日本の96.2%が岡山で作られている。生で食べても、ワインにしても素晴らしい果物だ。

オーストラリア生まれのマルタ人選手であるDFマニー・マスカットは、ボランチと両サイドバックでプレーできる万能選手。まさにマスカットのようだ。

【次ページ】福岡県、熊本県にお勧め

福岡県にお勧め:パトリック・ラーメン(スイス)

日本が誇る料理の一つ、ラーメン。とんこつ味の本場と言えば、福岡県の博多である。堅めにゆでた細麺に絡む白いスープは、まさに至極の一杯。

ハンブルガーSVでアシスタントやユース監督を務めてきたパトリック・ラーメン。指導者として細く長くキャリアを重ねている。

熊本県にお勧め:ジェイソン・カトー・ゲリア(オーストラリア)

先日の大地震を受けても崩れなかった熊本城。建立したのは地元で絶大な人気を誇る加藤清正公である。

メルボルン・ヴィクトリーでプレーする右SBのゲリアは、日本の血を引いていないのにカトーの名前を持つ選手。活躍すれば清正公のように崇められるはずだ。

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