チームで唯一、全42試合にフル出場したGK増田。今季の総失点は41点で、目標の「1試合平均1失点以下」をクリアした。今季広島から期限付き移籍してきた守護神は「うれしく思う。信頼してくれた高木監督に昇格という形で恩返しできた」と喜んだ。
ただ、最終節は後半40分に失点。1本目のシュートは止めたが、こぼれ球を押し込まれた。「あれは外にはじかないといけない。無失点で締めくくりたかった。J1で戦うには個人のスキル、判断のレベルアップがもっともっと必要」と納得していない様子だった。
流通経大所属だった2009年、日本フットボールリーグ(JFL)でV長崎と対戦。同じ被爆都市の広島から長崎に移籍したことも縁を感じている。「長崎に来られて良かった。来年どうなるかはわからないが、高木監督という素晴らしい監督のファーストチョイスであり続けたい」とさらなる成長を誓った。