20日朝は、北・東日本を中心に全国413地点で今シーズン一番の冷え込みとなった。特に、関東は多くの地点で今季最低気温を更新し、栃木県は全域で氷点下となり、東京都心でも3.6℃と12月中旬並みの寒さを観測している。
北日本を中心に上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、全国的に日中の最高気温は平年を大幅に下回る見込み。東・西日本の太平洋側は、日差しが少ないこともあり、冷え切った空気がいっそう身に染みそうだ。
■20日の予想最高気温
札幌-1℃(真冬並み)
青森 2℃(真冬並み)
仙台 6℃(真冬並み)
東京 10℃(真冬並み)
名古屋11℃(12月中旬並み)
大阪 11℃(12月下旬並み)
福岡 10℃(真冬並み)
北海道は大雪警戒 北陸は落雷・突風に注意
北日本には真冬並みの強い寒気の流入が続くため、降雪の強まりやふぶきによる交通機関の乱れ、強風、高波に注意が必要だ。
特に、北海道の上川地方の一部では、今夜はじめ頃まで大雪に警戒が必要となる。
また、日本海の低気圧が20日夜に北陸を通過する影響で、北陸は西部(石川・富山)を中心に大気の状態が非常に不安定となる。これから21日明け方にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨、ひょうの降るおそれがあるので注意が必要だ。
21日朝も冷え込み強まる
今夜から21日朝にかけても、北日本を中心に厳しい冷え込みが予想される。西日本の平地でも5℃を下回るところがあるため、佐賀県や長崎県、鹿児島県(薩摩地方・大隅地方)などに「霜注意報」が発表されている。霜に対する農作物に管理に注意が必要だ。