アンジェイ・ワイダ、イエジー・カヴァレロヴィッチといった巨匠の名作からアニメーション、若手の新作まで-。東欧ポーランド文化の多様性を伝えるポーランド映画祭が今年もやってくる。6年目を迎える今回は、会場を東京都目黒区の東京都写真美術館ホールに移し、25日から12月15日までの3週間、およそ30本の作品が上映される。
どれも注目の作品だが、昨年他界したワイダ監督の追悼に加え、「灰とダイヤモンド」に主演したズビグニェフ・ツィブルスキ没後50年として記録映画「ズビシェク」を上映。また今年はカヴァレロヴィッチ監督の没後10年に当たり、サスペンスタッチの群像劇「夜行列車」など貴重な4作品が予定されている。
一方の新作映画も、勢いのあるポーランド映画の今を象徴するラインアップとなっている。