織田哲郎、ダイアモンド✡ユカイらの強烈な個性がぶつかりあった５人組バンドの２ndアルバム。１曲目から、飛ばしまくる５人の姿が容易に想像できるほどのパワフルさ。リード曲「ガンガン」をはじめとして、５人が前のめりに進みながら、音楽を全身で享受しているような曲がずらりと並ぶ。
曲の大半は織田、ユカイのそれぞれの作詞作曲によるもの。織田による「はずれクジ」は彼の世界を存分に堪能できるし、織田の「Inierlude」（間奏曲）を挟んで、ユカイのアコースティックな「アナスタシア」へとつながる辺りは、前半に飛ばしている分、ホッとさせる。その構成が心憎い。２人の合作（詞・ユカイ、曲・織田）による「石ころの唄」は、大人の男の真の姿をさらけ出しながら歌う。そこにまた“大人のかっこよさ”も、じわじわと感じさせてくれる佳曲。
