郡山市がスペースワンと連携協定 ドローンの普及、人材育成、活用推進など目指す 福島県郡山市は11月17日、福島ドローンスクールを運営する株式会社スペースワン(郡山市)と連携協定を締結した。

郡山市職員を対象にした指導も視野

締結式に出席した郡山市の品川萬里市長(左)とスペースワンの小林康宏代表

 連携は、郡山市が設置した「無人飛行型ロボット適正利用研究会」のもとで進めているドローンの利活用や規制に関する検討活動が土台で、ドローンの普及・啓発、人材育成、行政分野での活用推進をさらに促進することが目的だ。
 普及・啓発活動で小中学校や公民館で児童、生徒、市民がドローンを体験する機会を提供するほか、11月18日の第2回福島ドローンサミットも、この連携協定を前提に共催する。人材育成では、郡山市職員や市内事業者を対象に知識や操縦技能を身に付ける講習を実施し、必要な時に専門業者に依頼することなくドローンを自前で活用できる環境を整備することなどを想定している。
 スペースワンは郡山市を軸に、ドローンの操縦指導に精力的に活動。福島ドローンスクールの運営のほか、提携する他の自治体のスクールや、郡山市内の高度職業教育学校グループ、FSGカレッジリーグなどでも指導実績があり、慶大とドローン連携を結んでいる田村市にある県立船引高校の生徒の指導にも参加した。

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