「横浜ガジェットまつり」で各種ガジェットに混じりドローンも展示 横浜をイノベーションで盛り上げるため近未来の新技術や発想に触れられる「横浜ガジェットまつり2017」が11月17〜18日の2日間にわたり横浜駅東口側の3会場で開催された。各種ガジェットに混じり、ドローンコーナーも作られた。

セキドでは夕方5時からMAVICのデモフライトを行った。退社するサラリーマンやOLが足を止めドローンの飛行に見入っていた=11月17日、横浜市西区みなとみらいの富士ゼロックス R&Dスクエア

 横浜をイノベーションで盛り上げるため近未来の新技術や発想に触れられる「横浜ガジェットまつり2017」が11月17〜18日の2日間にわたり横浜駅東口側の3会場で開催された。企業から個人にいたる約90の出展者がロボットやVRなどを紹介した。主催は横浜市経済局と富士ゼロックス。みなとみらい地区の富士ゼロックス3階の会場では、先進技術のひとつとしてドローンコーナーも設けられ、3企業、団体が出展した。
 株式会社アイネット(横浜市西区)では、ドローン3D測量やドローン4K映像処理といったアプリケーションの実行環境をクラウドで利用できるサービスや、アイネットが今年9月、千葉県君津市にオープンしたDream Drone Flying Field(DDFF)について、ドローン事業を検討する企業が14万㎡のフィールドを使いドローンによる飛行訓練、実証実験ができることを紹介した。
 水中ロボットの普及を目的に活動しているNPO 日本水中ロボネット(横浜市西区)は、自作の潜水ドローンをプールを使って紹介。高校生用のキットも展示した。今年8月には「水中ロボットコンベンション(水中ロボコン)in JAMSTEC 2017」を開催し、水中ロボットに興味を持ってもらい裾野を広げる努力を行っている。
 横浜市金沢区に日本のドローンフィールドの先駆けとなった「SEKIDO DJI ドローンフィールド」を開設している株式会社セキドは、会場内でDJIの最新ドローンMAVIC PRO PLATINUMを飛ばすなど、実際のドローンの飛ぶ姿をアピールした。来場者は展示されたPHANTOMやINSPIREなどの前で足を止めていた。
 今回のイベントは2015年に、富士ゼロックス社の有志によって立ち上げれた体験型交流イベント。ユニークな技術やアイデアが詰まったガジェットに触れて、開発者・製作者と会話ができる絶好の機会となっている。子供向けのワークショップも開催された。

■■横浜ガジェットまつり2017
日時 2017年11月17日〜18日
   17日16:00ー20:00
   18日10:00ー17:00
会場 横浜そごう前(B2F)広場(新都市プラザ) ※17日のみ
   富士ゼロックス株式会社 R&D スクエア 3F
   横浜三井ビルディング 1F 原鉄道模型博物館のあるビル

クラウド・データ・センターや千葉県君津市のドローンフィールドなどの説明を行ったアイネット。
クラウド・データ・センターや千葉県君津市のドローンフィールドなどの説明を行ったアイネット。
高校生用教材として開発された水中ロボットキットMark3-TMも展示(手前)。

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